Jakob Draminsky Hojmark .....computer, bassclarinet, sopraninosax ヤコブ・ドラミンスキー・オージュマークは周知のように昨年2月に来日公演したパスカル・コムラードのバスクラリネット&ソプラニーノサックス奏者として、 また、ヨーロッパでは5作のオペラ作品を手掛けたデンマーク気鋭の作曲家として知られている(在バルセロナ)。彼の新作オペラ"aN eMPTY sPACE?"は、コンピュータによるインタラクティヴシステムを多用しながら、拡張された身体感覚が齎す空間イメージを捉えようとする。そのコンセプトは、ピーター・ブルックの演劇講義コレクションに記述された4つの演劇タイプ(致命、神聖、未完、そして即時は、このオペラの究極の目的である、オーディエンスとのダイレクトな対決のために配分される)に基づく。今回のプロジェクトでは、3月にイタリアで演奏される"aN eMPTY sPACE?"の第4のバージョン、"Songtale # 4"の要素を、スズキケンタロー & yxetm+ とのコラボレーションを念頭に、彼らのマテリアルが非常にオープンな形で折り込まれてゆくよう改訂された"Songtale # 5"が展開される。そこでは三者それぞれのアイデアとポテンシャルが相互に参加可能な物語となって、跳躍するサウンドとともに空間に置かれた身体的限界がなしくずされてゆくのである。