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日本映画のエキセントリックプラネット木村威夫が放つ
アブストラクト娯楽篇
咲き乱れるミリオンルートの摩訶幻想。年輪を重ねた木村威夫の偶然かつ必然のシナプスの繋がり。 楽しみ方は千差万別。百見の価値あり!
齢89にして最先端を走り続ける木村威夫が、表現主義者としての集大成『馬頭琴夜想曲』を監督。原爆をモチーフとし、戦争に対する悲しみを根底に潜ませながら、極彩色の映像と、多様なジャンルの音楽表現を見事に融合させ、あまりにメタフォリカルな、あまりにアヴァンギャルドな世界観を確立した。従来の映画概念を打ち破る懐かしくも新しい映像表現。画面の隅から隅まで目と耳が離せない。
鈴木清順、黒木和雄、熊井啓など、数多くの監督の美術監督として活躍している木村威夫。
2004年から映画監督に挑戦し始め、『夢幻彷徨』『OLD SALMON 海をみつめてすぎた時間』に続く第3作目を完成。
これまでに『ツィゴイネルワイゼン』『ピストルオペラ』等々、200本以上の映画で美術を担当し続けてきた日本映画界の至宝ともいえる存在。
摩訶幻想空間を浮遊するのは、独特の存在感を持つ映画界のカリスマ鈴木清順と、世界的ファッションモデルで近年は独自のパフォーマンスを展開する山口さよこ。深遠な東洋の神秘を代表するミューズとして脚光を浴び、「SAYOKOマネキン」が世界中のショーウィンドウを飾ったこともある山口さよこの蠱惑的なまなざしは、見る者を魅了する。
音楽はプロデューサーでもある川端潤が担当。字幕と語りだけの映像と音楽の融合がメインテーマである今作。メランコリックでせつない音楽が、作品の世界に広がりを持たせ、見る者の想像力を刺激する。川端潤は写真家でもあり90年代に自らのレーベル『AIRPLANE LABEL(エアプレーンレーベル)』を立ち上げ、多彩なミュージシャンの魅力を引き出している。
撮影監督は、『ヨコハマメリー』のプロデューサーを担当した白尾一博。木村威夫の絶対的信頼を得て、これまでの全作品の撮影監督及び編集を任されている。

 

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