写真:麿 赤兒【巡礼】
麿 赤兒【巡礼】
1943年、奈良県生まれ。早稲田大学中退。「ぶどうの会」を経て、唐十郎の「状況劇場」設立に参加。しっかりとした俳優さえいれば、演じられる場所は問わないとする唐の「特権的肉体論」具現する役者として活躍。並行して舞踏家・土方巽に師事。1972年、舞踏集団「大駱駝艦」を旗揚げし、「天賦典式」という独自の表現形態で、これまでに60以上の作品を世に出した。1982年にはフランス「アビニヨンフェスティバル」と「アメリカン・ダンスフェスティバル」に参加、「Butoh」の名を世界に知らしめる。1980年代後半以降、テレビや映画への出演も顕著に。『太平記』『葵〜徳川三代〜』などの大河ドラマや『どついたるねん』『夢二』『濱マイク』『弾丸ランナー』『ポルノスター』『菊次郎の夏』『双生児』『てれすこ』『KILL BILL Vol.1』『魁!!男塾』、大駱駝艦の夏の合宿を3年に渡って追ったドキュメンタリー『裸の夏 The Naked Summer』など多数。独特の存在感は今日の映画界になくてはならない存在。